いちのせのTCGブログ

カードゲームについて色々語ります。

バンダイの新規TCG「ユニオンアリーナ」のルールを考察しよう

みなさん、こんばんは。

新しいTCGが出ると「これって○○に似てる!」と言い出すカード老人オタクです。

 

とはいえTCGって「似てる」だけでなく、開発会社(※)やゲームデザイナーが一緒だったりするので、そういった歴史を紐解いてみるのも面白いです。

(※)開発会社とは、コナミタカラトミーなど販売会社のことではなく、販売会社から外注を受けてゲーム内容を開発している会社のことです。

コナミから出たゲームとバンダイから出たゲームが、全然関係ないように見えて作ってる人は一緒…なんてこともあります。

 

さて、本日公開になって話題沸騰中の新規TCG、「ユニオンアリーナ」。

いわゆる「作品参戦型」TCGです。

 

カードはこんな感じ。

 

バンダイは以前にも、ジャンプ作品が集結した「ミラクルバトルカードダス」など作品参戦型TCGを出してきましたが、今回はワンピースTCGの成功のあとということで、状況も全く変わってくると思います。

なお個人的には「ミラバト」は、参戦作品ごとに若干ルールが違って遊びづらいという点が良くなかったと思っているので、今回は完全同一ルールみたいなのでいったん安心しています。

 

参戦作品的には、過去にTCGになっていないのは「呪術廻戦」と「Tales of ARISE」だけですが、実際今のメインカードプレイヤー年齢層がやったことあるTCGはあんまりないと思うので、新鮮に映るのではないかと思います!

 

ルールについて

 

最大の魅力は、「コストの支払い方」と「カードの配置移動」です!

MTG・デュエマのようなマナ型ではなく、ポケカのようなエネルギー配置型でもなく、場にあるカードの色・数を参照して条件を満たせばプレイできます。

 

盤面はこんな感じ。

 

既にルール動画が公開されていますが、要素を簡単にまとめると以下の通り。

【エリア】

上下で2つのエリアが存在。

上は、相手とバトルを行うカードを置く「フロントライン」。

下は、カードをプレイするコストを参照することになる「エネルギーライン」。

 

「フロント」では攻撃・防御をできますが、「エネルギー」では攻撃・防御に参加できません。「フロント」から「エネルギー」へ、自分のターンに1回移動することができます。

 

このエリア間を状況に応じて移動させることが、ゲームのカギです。

 

【コスト】

ターン内に最大3回のカードプレイ制限。

「アクティブポイント」というものが3ポイントあり、そのカードをレストにすることで1アクション消費します。

さらにプレイするときに、「エネルギーライン」のカードの色と数を参照します。

※コストと書きましたが実際には色・数は消費されず、カードを横向きにしたりすることもありません。参照するのみで、条件を満たしていればプレイできます。

 

「エネルギーライン」のカードしか参照しませんので、「フロントライン」にばかりカードを移動させてしまうと、カードがプレイできなくなります。

この部分が、このゲームの重要なポイントでしょう。

 

【勝利条件】

相手のライフである裏向きカードを7枚破壊したほうが勝利。

直接攻撃を受けたら裏向きカードを表にして、カードに書かれた特殊能力が発動します。

 

【バトル】

相手のライフに対して攻撃します。

防御側は、スルーしてライフで受けるか、自分の場にいる行動可能なカードで防御することができます。

防御した場合、攻撃側が一方的にダメージを与えます。

 

【レイド】

キーワード能力名です。「エネルギーライン」に置かれている、同ネームを持つカードに「レイド」を持つカードを重ねることで、いきなり「フロントライン」に出すことができます。

こうすることで「エネルギーライン」でエネルギーを参照しつつ、そのターン内にバトルに参加することができます。

(というルールはまだ詳細書いてませんが、カードを見るとそう読めます。)

 

この「レイド」が、対戦中には中心になっていくんじゃないかと予想します。

 

 

 

さて、ここまで読んで、「これ見たことがあるな…?」と思った方、あなたの予感は僕と一緒かな?それとも違うTCGかな?

 

ここからは、過去の似ているTCGを紹介します。

「ライブバトルカード ライブオン

さぁ今回の大本命、「ライブオン」の話からしましょう。

このカードゲームは、漫画・アニメ・ゲームで展開されたコンテンツです。

 

このライブオンの魅力は、2つのエリアです。

「アタックライン」「バックライン」と呼ばれる2つの上下のエリアにカードを出して戦います。

上は相手のカードとバトルするエリア、下はカードを使用するためのコストを参照するエリアで、この2つのエリア間でカードを上手く移動させることがポイントです。

 

………これやっぱりライブオンだ!!!

 

コストの参照方法も一緒なので、30代以上TCGオタクでライブオンを思い出した人は多いんじゃないでしょうか。

ちなみにライブオンの盤面はこんな感じ。

(全然良い画像なかった…)

Aライン、Bラインがまさに一緒です。

 

レンジャーズストライク

2つのエリアといえば、同じバンダイのこちらのカードゲームを思い出します。

通称「レンスト」は、戦隊・ライダー・メタルヒーローなどが一堂に会した伝説のカードゲームです。奥深いルールとかっこよすぎるイラストが本当に良かったです…。

 

2つのエリアがあり、上がバトルをするエリア、下が最初にカードを出すエリアです。

下から上にカードを移動することでバトルに参加することができます。

 

コストは消費型ではなく参照型です。

カードのプレイ回数が限られており、プレイするには「コマンドゾーン」に置いたカードを横向きにすることで1回アクションすることができます。

そして、「7点相手に与えたら勝ち」です。

 

………これやっぱりレンストだ!!!

 

個人的にはコストの参照方法以外はレンストのほうが近い気がしますが、やっぱり特徴的なコストの参照の面で、ライブオン感が強いのかもしれません。

 

ちなみにレンストの盤面はこんな感じ。

(また広い画像ですいません…)

今回のユニオンアリーナに必要なエリアと完全に一緒という感じです。

コマンドゾーンは、アクションポイントエリアの役割です。

 

ということで、昔これらのTCGをやっていた人にとっては、懐かしい部分を味わえるかもしれません!

僕はレンストプレイヤーでしたし、ぜひプレイしてみたいと思っています。

 

さいごに

楽しみです、の一言。

発表までは「集英社TCG」かなと思っていたのですが、集英社以外の参戦もあって、思った以上に大きなプロジェクトで驚きました。

個人的には「コレを絶対使う!」と言えるほど好きな作品はないですが、大会も力入れてやってくれるみたいなので、絶対に買ってプレイします。

 

ではではー。

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