いちのせのTCGブログ

カードゲームについて色々語ります。

【デジカ】シャイングレイモンのテキストについて勉強~TCGの割込解決処理のはなし~

こんにちは、いちのせです。

 

強いと話題のシャイングレイモン。

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僕的にはマサルダイモンと共闘した究極体デジモンで、とにかくデカいというイメージが強いです。みなさんデジモンセイバーズを見てください。

 

さて、ツイッターでこんな話題が出ていました。

うーん、難しいね!

僕のブログはデジカを知らない人のほうが多いと思いますので、簡単に、状況説明します。

状況説明

「シャイングレイモン」

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今回の話題は1つ目ののテキスト。

まぁつまり複数体選んでタフネス数値をマイナスするカードだと思ってもらえれば。

 

「ミレニアモン」

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そしてこちらがシャイングレイモンの効果を受ける側のカード。

破壊時に墓地から復活するカードだと思ってもらえればOK。

 

さて、このゲームはDPという数値が0になったらそのカードが破壊されるのですが、「シャイングレイモン」の効果で8回の「-4000」の処理が可能な状況になった時に、4回目で「ミレニアモン」が破壊されます。

 

その時、TCG脳で普通に考えたら

  • 1、「シャイングレイモン」の効果の対象を8回選んで解決開始
  • 2、「ミレニアモン」が破壊される
  • 3、「ミレニアモン」の破壊時効果が待機状態になる
  • 4、「シャイングレイモン」の効果解決が終了
  • 5、待機状態となっていた「ミレニアモン」の破壊時効果が解決される

という風になりますが、今回の場合は、 

途中の2の時点で、即座に「ミレニアモン」が解決されるとのこと。

効果解決中に割り込んでる…!?

まぁ、なくはない…か…?

とはいえ、歴史の長い遊戯王MTGもデュエマもポケカもWSも、同じバンダイであるバトスピも、ある効果の解決中に他の効果が解決されることはありません。(もちろんテキストによる例外はあります。主に無効化テキストとか。)

 

ある効果の解決中に他の効果が割り込んでしまうと、かなり複雑なことになります。

 

例えば今回で言うと、ミレニアモンが「消滅したとき、相手のデジモンを消滅させる」だった場合、シャイングレイモン消滅したらどうなるのかとか、さらにシャイングレイモンも消滅時効果を持っていたらとか…。

 

ではなぜシャイングレイモンは割り込むのか?

さて、通常だったら、カードプールが増えるにつれて後々問題が起こるのでこんなルール絶対考え直したほうが良いのですが、シャイングレイモンのテキストをよく読んでみると、まぁ納得できなくもないな…という書き方がされています。

 

【進化時】黄の自分のテイマー全てをレストさせる。この効果でレストさせた黄のテイマー1体ごとに、以下の効果を発揮する。・このターンの間、相手のデジモン1体のDPを-4000する。

ま、まさか別々の効果を8個生み出している…!?

なんと、「シャイングレイモン」の効果は同時に解決しているわけではなく、

「・このターンの間、相手のデジモン1体のDPを-4000する。」

という効果を個別に8個生み出しているということらしいんですよね。

 

つまりシャイングレイモンのこの時のカードテキストは、

  • A「・このターンの間、相手のデジモン1体のDPを-4000する。」
  • B「・このターンの間、相手のデジモン1体のDPを-4000する。」
  • C「・このターンの間、相手のデジモン1体のDPを-4000する。」
  • D「・このターンの間、相手のデジモン1体のDPを-4000する。」
  • E「・このターンの間、相手のデジモン1体のDPを-4000する。」
  • F「・このターンの間、相手のデジモン1体のDPを-4000する。」
  • G「・このターンの間、相手のデジモン1体のDPを-4000する。」
  • H「・このターンの間、相手のデジモン1体のDPを-4000する。」

と8個の別々の効果を持っているということです。

 

これでなぜ処理が変わるかと言えば、同じバンダイであるバトスピのルールですが、

同じカードが同じタイミングで発動する複数の効果を持っていた時、それぞれ別に解決します。

 

例えば、

1、「相手のカードを1枚破壊する」

2、「相手の手札を1枚破壊する」

という効果を同時に持っていた場合、まず1で相手のカードを破壊します。

破壊したカードが例えば「このカードが破壊されたとき手札を1枚引く」という効果を持っていたら、その効果が即時に解決されて1枚引きます。

そのあと、2の効果で手札を破壊します。

 

ですが、

「相手のカードを1枚破壊し、相手の手札を1枚破壊する」

という1つの文章になっている場合は、カードと手札を同時に破壊します。

そのため、「このカードが破壊されたとき手札を1枚引く」という効果を持っていても、1枚引くのは手札が破壊された後になります。

 

今回「シャイングレイモン 」は前者のほうなので、途中で「ミレニアモン」が挟まれるという解釈ですね。

 

この違いについて詳しく知りたい方は、以下のルールがわかりやすいです。

バトルスピリッツ-同じタイミングで「2体以上破壊する効果」について

 

まとめ

さて、わかりやすく書こうかと思ったら結局TCG用語たくさん使って書いてしまいました。途中であきらめました。ごめんなさい。

 

元々、今回話題にしているのが公式の回答とはいえTwitter上のみでの情報なので、ここに書いたことが最終的に100%正しいとは言えません。ご了承ください。

 

個人的にはですが、シャイングレイモンがこの書き方で本当に良いのかはちょっと気になるところですが…、まぁカードゲームそれぞれですからね!

テキスト一つ一つをしっかり覚えてデジカを楽しみましょう!

 

ではではー。

 

 

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